2010年9月14日火曜日

軍用セグウェイ?いいえ、無限軌道でエンジン駆動のDTV Shredder

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軍事に適したセグウェイもどきが開発されたようだ。BOG Werks社のDTV Shredderは、キャタピラを装備し、ホンダ社製の200ccで15馬力のエンジンを搭載している。時速50Km弱で走行可能なだけではなく、40度の坂を登れるなど悪路走破性もかなり高く、積載量は540Kg強あり、車両後部にトレーラーをつけて牽引車となることもできる。さらには、リモコンでの遠隔操作も可能だ(Mail Online)。

燃料で走ることで補給が迅速で簡易化され、トレーラーで傷病者などの搬送に対応することができる。偵察任務や傷病兵の搬送などの任務をこなせるとしているが、見るからに便利そうなので、軍用オートバイが無くなりそうな感じだ。軍事用途だけではなく、救難活動や農業や林業などでも重宝すると思われる。

上は軍事展覧会で公開された動画であるが、なかなか魅力的な機動力だ。この動画は実用性をアピールするものとなっているが、運動性能は以下の写真のように高く、スポーティーでもある。

セグウェイは商業的に成功したかは疑問だが、中国の治安部隊や、米国の警察や郵便局、日本の中部国際空港の警備で使用されており、同じルートを巡回する業務では重宝されている。しかし、歩行者と衝突する危険性があるため、日本を含めて行政で公道などでの利用を規制している所も多い。

DTV Shredderも人口密集地帯の都心の歩道を走れば危ないのだろうが、電動自転車と同系統のセグウェイと比較すると、さらに利便性の高い新型の作業車両の部類に入るであろう。方向指示器とナンバーをつけて、ぜひ日本でも走れるようにして欲しい。

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