2010年9月12日日曜日

犬の糞で公園を照らす

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飼い主が礼儀正しく回収して処分しても、犬の糞は二酸化炭素の21倍の温室効果を持つメタンガスを発生させる厄介な廃棄物だ。しかし、米マサチューセッツ州ケンブリッジに先週設置された処理機(右の写真)は、犬の糞のメタンガスで、街灯を灯すことができる(POPSCI)。

処理機の中の浄化槽では、嫌気性細菌がいて犬の糞を分解するようになっており、攪拌することでメタンガスを上層に集め、それを燃やして明かりにするか発電する。飼い主は、生分解可能な袋に犬の糞を詰めた跡に、処理機の地上部分のチューブからそれをいれ、ついているハンドルを回すだけだ。浄化槽は地下に埋設されており、発生したメタンガスは地下のパイプを伝って街灯に送られ、明かりとして用いられる。最終的には、このPark Spark計画のリーダーは、作られたメタンガスを、スナック等を売るカートの動力にしたいそうだ。

概念芸術家のMatthew Mazzotta氏がこのアイディアを思いつき、MITが部分的に出資をしている。

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